4歳の息子と上さんの3人で、蒲郡市民会館に展示されているD51を見に行きました。
このD51は乗れるんです、操縦席に。
そんで触れるんです、色んなレバーを。
そーすると、別の所がガチャガチャ動いたりするんです。
それが、ただなんです。
リニア鉄道館にはC62が展示されていました。
勿論、操縦席に乗ることは出来ません。外から覗くだけです。しかも列になって並んで見ていくので、ゆっくり見ることすら出来ません。
「へ~」と覗いて、ハイおしまいって感じです。
たまに、他の見学者(いずれも小さな男の子を含んだ家族連れ)も来るんですが、5分もすれば帰ってしまいます。
もう貸切状態なんです。
息子にとっては、夢のような展示物です。
飽きないんですね、2時間も遊ばせていただきました。
長いですよ、2時間は。
途中で付いていけなくなり、私は一人、外のベンチで休憩しておりました。
そんな時、一組の家族連れが、上さんと息子がいるはずの操縦席に入っていきました。
しばらくすると、その家族連れが操縦席から出てきて、私の目の前を左から右へ横切って、古墳の展示物を見に行きました。
その時です、操縦席から上さんの叱り声が聞こえてきたのは。
上さん「どーして、あんたは譲れないの!!」
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上さん「交代してあげればいいでしょ!!」
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上さん「この前の公園でも、そうだったでしょ!!」
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上さん「%#▽★☆○■×☆*‡∽@!!」
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上さん「●★@※#%☆◎◇+×@*!!」
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てな、感じで延々と叱られておるわけです。
すると、そこへ先ほどの家族連れが、今度は私の前を右から左へ歩いていきます。
古墳の展示物なんて、見るだけだったら、直ぐ終わっちゃいますもんね。
家族連れがD51の操縦席の下を通り過ぎる時も上さんのお叱りは続いておりました。
上さん「一緒に遊べないんだったら、もう来ないからね!!」
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上さん「おとーさんだって、もう来ないよ!!」
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上さん「◎★◇※&£・△▽▼※@☆!!」
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その家族連れは皆で操縦席を見上げながら歩いていきました。
私は、皆さんの背中に「申し訳ございませんでした。」と心の中でしか謝る事が出来ませんでした。
そして、心の中で上さんに感謝しました。
息子よ、存分に叱られなさい。
叱られることに感謝しなさい。
後日、息子とお風呂に入っているときに尋ねてみました。
私「なあ、リニア鉄道館とD51だったら、どっちに行きたい?」
息子「そりゃあ、でごいちだよ!!」
即答でした。
私「どーして?」
息子「だって、でごいちのがカッコイイぢゃん!!」
私「(そーゆー表現か…。)」
息子「お泊りしたいくらいカッコイイよ!!」
私「(そーゆー表現か…。)」


