すまんすまん

私は寝る前（ふとんに横になってから寝入るまでの間）に、お話をするのが好きなんです。
何でも良いので、何か話しながら、まどろんでいく…、サイコーです。

最近、寝る前に家族３人で「しりとり」をするようになりました。
しかし、フツーのしりとりでは芸がありません。

そこで、「食べたいものしりとり」をしてみました。
相手は４歳の息子なので、いわゆる「しりとり」にはなってなくても、何でも良いので片っぱしから食べたい物を順番に言って行く、というゲームです。

これが意外に盛り上がったのです。

どれぐらい盛り上がったかというと、上さんが「もー、しないで！」と言うくらい。

「さっきはラーメンを食べたから、今度はプリン！」とか「えーと、えーと…、あっ！枝豆！」とか。
わりとのめり込んで考えてしまうので、目が冴えてきてしまうのです。

息子は完全に眠気が吹っ飛んでしまいました。
午後９時に布団に横になったのに、１０時を過ぎても「えーっと、えーっと…」とやってます。
それで、先程の上さんの発言へとつながって行くのです。

しかし、私は一抹の不満を抱いていました。
息子のポン太郎は食事にあまり興味を示さないのです。
あんまり興味のないものについて「しりとり」をしても面白いはずがありません。

「買いたいものしりとり」
絶対ウケルに違いありません。
トミカのカタログを見ながら「ポン太郎はねー、これと、これと、これと、これと…これが買いたいんだよねー」と「これ」を足せば、全商品の９０％以上になります。

昨日、午後８時２０分に布団に入ることができたため、かねてより、立案検討してきた「買いたいものしりとり」を実施することにいたしました。

ポン太郎の食いつきはサイコーです。
物欲の権化と化したように、次から次へとトミカハイパーシリーズを連呼していきます。

戸惑ったのは自分に対してです。
出てこないのです、欲しーものが。

今度は私が「えーっと、えーっと…」と考えます。
幸せなんですよね、私。

食べたいものなら、次々と泉のように湧き出て来たのに。

一方、ポン太郎は欲しーおもちゃが次々と出てまいります。
「これと、これと…」と２つ３つ一挙に挙げていきます。
何故欲しいのか、その説明にまで力がこもります。

結局、１１時過ぎまで寝てくれませんでした。
こちらは寝入り鼻を何度も起こされて、逆に眠れなくなってしまいました。
これも自業自得。
みんな、とーちゃんがわるいんだ、すまんすまん。