息子の幼稚園で催された親子学級に行って来ました。
おとーさん、おかーさんと一緒に遊びましょう、って企画です。
まず始めは子供とセットで自己紹介、その際、子供の長所も言ってください、と。
言うんですよ、みんな。恥ずかしーよーなことを。
「内の子はホントは優しいんです。」とか「素直なんです」とか「元気な所ですっ!」とか。
うわっちゃ~、て感じです。身内の悪口しか言うことを許さない文化の中で育った私にとっては、恥ずかしすぎて拷問のような幕開けです。
次に、アンパンマンの手遊びをしたり、
(息子は、ひとフレーズ終わるたびに、こちらを向いて「おもしろいでしょ?」って感じで笑いかけてくれました。)
お歌を披露したり。
(この歌が「かたつむり」だったんですわ。今日まで練習をしてたんですよね、きっと。それで眠れない時に口ずさんでたんですね。もしかすると、内の息子は私に似ず、練習熱心な性格なのかもしれません。)
絵本で読んだことのあるクマの親子の真似をして、高い高いをしたり、
(いけませんね、若いお父さんに負けてはいかんと、老体に鞭打ち、先週の土日から休み無しの疲れた体で、無理して高く上げよう、高く上げようとしてしまうんですよね。
始めのうちこそキャッキャと喜んでいましたが、途中から「コワイ…」と言われてしまいました。無理するんぢゃなかった。)
お馬さんごっこをしたり
(内のバカ息子は、私の背中にまたがらずに、背中の上で立ち上がってロングボードのウォーキングみたいに背中を歩いておりました。
カメラを持った人が私達親子を狙っているのが見えました。(目立たないでくれ…、頼む…)
と思っても、こっちは四つん這いになってますので、「あぶないから、やめろ!」と、口で言うしかなく、パシャパシャ撮られてました。)
先生「さあ~次は、おとーさん、おかーさんに絵本を読んでもらおうかな~」
私「(案内に書いてあった、書いてあった。きっと、「ハイ!私が読まさせていただきます!」なんて、教育ママゴンの卵みたいな、おかーさんがいるんだろーな)」
先生「それぢゃあ、おとーさん、おかーさんに絵本を読んでもらいたいひとー!」
内の息子「はーーーい!!」(||゚Д゚)ガァァーーーン(゚Д゚||)
他の子「しーん…」
ぷぷっ、という失笑すら聞こえました。
私「(きたねー、質問の仕方がきたねーぞ、先生。内のバカ息子は、「○○したいひとー」と問いかけられれば、話の内容なんか理解せずに「はーい」と、大脳をとおらずに、脊髄反射で答えるようにできてるんでい!!
試しに、「おとーさん、おかーさんに読んでほしくないひとー」とやってみろ!!
内のバカ息子は、喜んで「はーーい!!」って同じように、元気に返事をするに決まってるんでい!!
そもそも、読む本人である、親の意思は、かんけーねーのかよ!!)」
と、ここまでを0.2秒で考えながら、
先生「は~い、それでは一番元気に答えてくれた、バカ息子君のおとーさん。この絵本を読んでくださ~い」
椅子を持ち出してきて、笑顔で私を手招きしています。
私「は・はい…」
読み聞かせにしては異様に小さな1冊の絵本を手渡しながら、先生は私の耳元へ口を寄せ、小さな声で言いました「授業が終わったら、この後二人で…」
なんて甘いセリフではありませんでした。
「かんたんな本ですから、読めますよ…」
私「Σ(`‐ェ‐´)ヵチーン!!!(バカ息子のおとーさんのバカとーちゃんでも、ひらがなぐらい読めるわ!!
読むのが嫌なんじゃない!しかし、読み聞かせの絵本にしちゃぁ小さすぎるだろ!(広げて20センチないくらい)最悪チョイスやぞ!
そもそも質問の仕方が、ひっかけ問題みたいで汚いやろ!!
そーだよ、結局、つまるところイヤなんだよ、読むのがイヤなのよヽ(゚Д゚)ノゴルァァア!!)」
と、ここまでを0.4秒で考えながら、
私「はい、頑張ります…」
とぼそぼそと。
読ませていただきました、死ぬ気で。
こんな私の読み聞かせでも、子供たちはバツグンの食いつきを見せてくれます。
むしろ家で読んでる時の息子よりも、ビンビン反応してくれました。
やって良かったなどとは毛頭、思いもよりませんが、この憤りの落とし所が見つかりません。
先生が悪いわけでもないし。
息子が膝の上で元気に「はーーーい!!」と返事をした時、前方に敵はいると思い込んでいた私が、背中から包丁で刺されたような衝撃を受け「びくっ!」と、してしまいました。
その瞬間、息子は困ったような表情をしたのです。
「え?ぼく何か悪いことした?」みたいな。
家に帰ってからは、息子を思いっきり褒めてやりました。
そーゆーことの積み重ねが、PTA役員への階段を登ることにつながるんだ、だから、そんな時は死んだふりをするか、シカトするにしかず、と上さんへ豪語していたんですよ。
わんちゃんもやったことがあるの?そんで役員でしょ?
やっぱ、役員への階段をワンステップ登っちゃったんじゃないの?
役員はきっと誰かがやってくれると信じてるね~♪
甘かったと~何時の日か~思う時が来るのさ~♪
懐かしいH2Oの替え歌です。
内も姉さま同様母代までさせて頂き小学校、中学校も役員やらされ今のところ順調にステップを登ってます。おめでとう!レールに乗ったね!
家に帰って第一声
私「本、読んでまった…」
上さん「さすが!お義姉さんの弟だねー。」
私「違うって…、理由は他にあるんだよ…」
姉の所も夫婦喧嘩になってるようです。
お義兄さん「そんなに役員を引き受けてこないでよ!」
姉「好きで引き受けてるんぢゃないわよ!あんたの目立つ名字が悪いんぢゃないの!!」
知ってか知らずか、上さんのママ友で姉貴を知ってる人がいるのです。
中学のPTA役員選挙投票。
全然悩まなかったらしいです。
「○○さん、○○さんは…、と。あ、あった、あった。ま~る、と。」
て、感じだったらしいです。
泣けて来ますよね。
うとてる場合とちゃいますよ、あなたも。