ありがと

最近、夜、寝る時に布団に入った時、息子がよく言いうんです。

息子「とーさん、ふちっこは寒いからサ、もっとこっち来て。ここ、ここ。この辺があったかいからサ。この辺が、とーさんの場所。」

と言って枕の真ん中あたりをぽんぽんと小さな手で叩きます。
言われた辺りの位置に頭を移すと、両腕でぎゅっと抱き寄せてくれます。
息子の両腕に抱かれ、おでこをくっつけて眠ります。

幸せです。

仮面ライダーフォーゼ変身ベルト

息子が半年間、想い続けた緊急司令塔タワーを土壇場で宗旨替えをさせた仮面ライダーフォーゼ変身ベルト。
超人気で品薄になり、定価６，０００円がヤフオクの落札相場価格で１万円を超えることもあるそうです。

それを親御さん達は１０時開店の店先に５時から並ぶそうです。
私には無理です。


　そこで作ってみました。

助かった？

半年間、欲しいと言い続けたおもちゃを買った途端にクリスマス直前で替えられて、自分の不用意さを痛感し、いっそのこと「ぬり絵」とか「絵本」とかにしてやろうか、と開き直りかけた時、上さんの一言で何とか息子を思い直させることが出来ました。
上さん「フォーゼの変身ベルトは５歳の誕生日の時のプレゼントでしょ、サンタさんには緊急指令タワー基地をお願いしたんでしょ。」
息子「あ、そうか。そうだよね。」
私「（え！？そんなにあっさり納得しちゃうわけ？？）」

しかし、むむむ…なのです。
崖っぷちのピンチを救ってくれたので、勿論、上さんには感謝しておりますが、何か、こう、痛し痒しと申しますか、肉を切らせて骨を断つと申しますか。

目に浮かびます

定時に帰る事が出来る日は別として、たいがい、上さんと息子は寝ています。
居間の電気を付けると、その日、私のいない間にあった出来事のかけらが残っていることがあります。

寝る前に読んだであろう絵本がテーブルの上に乗っていたり、折り紙の金魚が乗っていたり、ブロックで作った軍艦が乗っていたり。
片付けるのを忘れた物や、私に見せるために敢えて置いてある物です。

これを見るのが楽しみの一つです。
一日の間に溜まった疲れの内のいくらかが、その瞬間に無くなっていくのが分かります。
癒されますね。

その日は朝から、今にも雨が降り出しそうな黒い雲が低く張り込めた日でした。

どーする？自分

息子がサンタクロースにお願いしたのは、トミカ　ハイパーレスキューシリーズの総本山ともいえる「緊急指令タワー基地」。
7,329円ですわ。
悩みました。買うべきか買わざるべきか。
しかし、半年前から、ずーーっと、欲しい欲しいと、言っております。

上さんと話しているのは、とにかく我慢をさせたい、辛抱を覚えて欲しい、ということです。
欲しい物をずっと欲しいと思い続ける。
この思いが続けば「本物だ」と。
これは「本当に欲しいものなんだ」と認めてあげようと。